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ファンコーニ症候群・遺伝の仕組み(劣性遺伝)


ファンコーニ症候群は劣性遺伝です。

人間ももちろんのこと動植物は先祖代々から受け継がれた、遺伝をいくつも持ち合わせています。
一口に“遺伝”と言っても、髪の色や姿かたち、女系の家系etc・・・と色々あり、
生活するうえで、又、健康に関してもまったく支障のないものも沢山あります。
それは先祖代々受け継がれている遺伝子なのです。

この遺伝子には、優性遺伝・劣性遺伝と種類がありますが、
特に何かに優れていたり、劣っているわけではありません。

言い方を変えると、全ての『劣性遺伝』が『優性遺伝』よりも劣っていると・・・いう意味合いはありませんので、
くれぐれも誤解のないようにしてください。

ただし、当サイトで注意を呼びかけているファンコーニ症候群は、
劣性遺伝疾患(劣性遺伝によって病気を発病してしまう)であるため、
残念ながら、好ましいものではありません。

この劣性遺伝とは両親からそれぞれ原因遺伝子を受け継ぎ、
原因遺伝子・ファンコーニ症候群の劣性遺伝子が対で揃った場合のみ、発病するものです。

動植物のほとんどが、雄(父)と雌(母)から1セットずつ、計2セットの遺伝子を譲り受けます。
この2セットの遺伝子が、優性遺伝と劣性遺伝でありファンコーニ症候群は、
この劣性遺伝が対で揃うことによりいずれ発病し、病気の症状が現れます

どちらか一方の親から原因遺伝子を受け継いだだけの場合は「保因者(キャリア)」となり、
見かけ上は健常者であり発病することはありませんが、
子孫を残す場合は、原因遺伝子を確実に運んでしまいますので、注意が必要です。

それでは、劣性遺伝が対で揃うという意味、
ファンコーニ症候群のクリア・キャリア・罹患のパターンを、簡単ですがご説明します。




劣性遺伝のしくみ

※正常な遺伝子を(仮) 原因遺伝子(ファンコーニ遺伝子)を (仮) と表現します



1.キャリア(保因者)とキャリア(保因者)の親から生まれたケース

25%の子が発病し、75%の子が正常で、50%の子がキャリアとなります。






2.正常な個体(AA)とキャリア(Aa)の個体から生まれた子のケース

この親同士から生まれてくる子供にファンコーニ症候群の発病個体はないが、50%の固体にキャリアが生まれてしまいます。子達を交配させる場合は極力クリアな子にクリアな固体を選ぶことが理想となります。
キャリアの子で交配させるならば、クリアの相手が必要になり、遺伝因子を子に受け継がれてしまうことをご理解してください。






3.正常個体(AA)と発病個体(aa)の両親のケース

この親同士から生まれてくる子供にファンコーニ症候群の発病はないが、100%キャリアの子が生まれてしまいます。全員が遺伝因子を運ぶ固体であることを留意し、子達を交配させる場合は相手にクリアな固体を選ぶことが必要になり、遺伝因子が子に受け継がれてしまうことをご理解願います。




4.キャリア(Aa)と発病個体(aa)の両親のケース

50%の子が発病型で50%の子がキャリアになります。
全員が遺伝因子を運ぶ子供達であり、半分は発病のリスクを覚悟してください。







5.発病個体(aa)と発病個体(aa)の両親のケース

これはもぅー図が無くても解りますよね。
生まれてくる子、全員が発病の因子を持ち合わせ発病します!



上記のような仕組みを考えると、発病をしなくても遺伝因子を持ち合わせているキャリアの固体は現在も沢山いると考えられます。

これから先、生まれてくるであろうバセンジー達が遺伝因子を持つ・持たない・発病する・しない、は
交配させる側の心がけと努力に依るものであることは、一目瞭然です。

私は、
交配させるべきでないと言っているのではなく、交配させるなら全ての子が健康であり、幸せな家庭にもらわれていくべく、交配させる人間が最善の努力をするべきであると考えています。

よって、交配を考えるならば、クリーンな子同士を掛け合わせることが当然であり、最も理想だと考えます。
その為に、DNA検査の実施を推薦いたします。

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